今回は埋もれた歯を引っ張り出す「牽引術(けんいんじゅつ)」の日でした。
朝から「 行きたくない〜!」とイヤイヤ全開の娘。
夏休み中は平日に余裕をもって通えましたが、学校が始まった今は土曜日しか矯正歯科に行けません。
貴重な休日が歯医者でつぶれるのが、どうにも嫌なようです。
さらに今回は、部活を終えてからの午後の予約。
すでに疲れているところに通院となれば、テンションが下がるのも仕方ない。
そこで「夕飯はリクエストの餃子にしよう」と約束。
食べものの力は偉大!少しずつ機嫌を取りもどしてくれました。
この記事は「中学生の歯科矯正シリーズ」第8回です。
前回の記事はこちら|[開窓術後の抜糸]
最初の記事はこちら|[矯正スタートに至るまでの流れ]
開窓術後の歯の牽引
土曜日の午後は大人から子どもまで患者さんが多く、待合室はにぎやか。
予約制なので基本的に長く待つことはなく、スムーズに診察室へ呼ばれるので助かります。
今回の処置はトータルで40分ほど。
ぱっと見では器具が増えたような印象はなく、外から見ても大きな変化はナシ。
娘自身も

見た目は前とそんなに変わってないよ
と話していて、痛みや違和感も特になかったそうです。
苦手な写真撮影にも慣れてきた
処置の流れの中で、口の中を記録するための写真撮影もありました。
矯正治療ではこの撮影がたびたびあるのですが、最初の頃は



口を広げるのが痛すぎる!!
と半泣きになることも。
それが、今回は「だいぶ慣れた」と言っていました。
それでも口の端は器具で引っ張られるため、やっぱり少し痛みがあるそうです。「ちょっとヒリヒリする」と言いつつも、以前より落ち着いた表情で診察を終えてもどってきました。
矯正器具は今のところ目立たず
今のところ、矯正していることを話している友達以外には気づかれていない様子。
本人も「思ったより目立たない」と安心したようで、そこはホッとしているみたい。
中学生は友達の目を気にするお年ごろですからね~。
とはいえ、今はまだ牽引のための部分的な装置だけだから見えにくい状態なわけで。
今後、2期治療に進んで歯全体にブラケットをつけるようになれば、さすがに矯正していることが誰でもわかるようになるはず。
そのときにまたヤダヤダが始まりそうですが、「歯並びをきれいにするために必要な過程なんだ」と前向きに考えてなんとか乗り切ってほしいところ。
次回は1ヶ月後、課題は歯磨き
次回は約1ヶ月後の受診予定です。
歯科衛生士さんからは「自分できれいに歯磨きできないと来院の回数が増えてしまう」と言われたので気をつけないと…。
娘には「毎日の歯磨きをていねいにね」と改めて伝えました。
口の中に装置があることでどうしても磨きにくい部分はありますが、中学生にもなれば歯磨きの習慣は本人次第。
あんまりしつこく言うのもお互いストレスになっちゃうので、声変えタイミングが難しいところでゴザイマス。
■ 所要時間:約40分
■ 支払い :0円(医療費助成)
■ここまでにかかった費用:324,500円