私は本当に運動が苦手です。
筋トレもウォーキングも、ぜーんぶ続いたことがありません。
ジム通いは…そもそも「行こう」と思ったことすらない!
そんな私が、本気でダイエットしようと決める前に知ってしまったんです。
「運動しなくても、食事管理だけで体重は落ちる」という事実に。
運動の前に、まずは体を軽くしようと思った話
筋トレで引き締まった美ボディにはあこがれるけど、カロリーコントロールさえできればとりあえず体重だけは減る。
そうわかってしまうと、ますますやる気が出なくなって

じゃあ、無理して筋トレしなくてもよくない?
ってなってしまいました。
(筋トレしろって言われてすぐ行動できる人、そもそも太ってない説…。)
もちろん、筋トレをはじめとした運動は「ダイエット抜きにしても絶対にした方がいい!」ということは頭では理解しているつもり。
でも、体が重いと「動こう」という気力がわいてこない。
今まで運動習慣がなかった分、なおさら始めるハードルが高いのです。
それなら一度、しっかり痩せて体が軽くなってからの方が、運動に前向きになれるんじゃないか?
そう考えて、まずは食事中心で体重を落とすことを優先。
そして実際、体が軽くなると



…ちょっと動いてみようかな?
という気持ちが自然にわいてきました。
…とはいえ、最初から運動を始めたわけではありません。
目標体重に近づくまでは、ほとんど運動らしいことはしていませんでした。
「運動したい」という気持ちはあっても、いざ動こうとするとハードルが高くて続かない。
だからこそ、私が最初に取り入れたのは、“ながら運動”や“ゆるトレ”というレベルの、気負わずできるものばかりでした。
「これって運動…?」と思いながら続けてる習慣
2025年上半期時点で、私がやっている運動と呼べそうなものは以下の通りです。
- スクワット10回×2セット(それ以上は心が折れる)
- 座ってもこげるステッパー(ほぼスマホ触りながら座ってしかやらない)
正直、「運動してるって胸はって言えるのか???」と思うくらいの内容。
しかも、毎日やっているわけでもなく「やれた日があったらラッキー」くらいの感覚。
それでも、無理しなさすぎる運動が私には合っていて、「これでもいいのかも」と思えるようになりました。
家事や子育ても、じつは自然な運動だった
運動だけで劇的に痩せるのって、実はけっこう難しい。
消費カロリーは思っている以上に少ないんです。
でもその一方で、「日常生活の中で少しでも体を動かす」ことは、基礎代謝の維持や消費カロリーの底上げにつながります。
ここで注目したいのがNEAT(ニート・非運動性活動熱産生)です。
NEATとは、「運動以外の身体活動で消費されるエネルギー」のこと。
(働かないニートとは別!)
たとえばこんな行動も、ぜんぶNEATです。
- 料理する
- 洗濯物を干す・たたむ
- 掃除機をかける
- お風呂掃除をする
- 買い物に行く・荷物を持つ
- 子どもと遊ぶ
- 抱っこする
- 送り迎え
- 歯みがき中にかかと上げ下げ
- テレビを観ながら足を動かす
- こまめに立ち上がる
ポイントは、「ちょこちょこ動くこと」。
そうすることで、代謝がいい状態をキープしやすいと言われています。
日々の家事も、立派な脂肪燃焼のひとつ!ととらえるようにしてから、気持ちがラクになりました。
「歩くしかない日」をつくる仕組みづくり
もうひとつ、私のNEATに地味に効いていたのが「車を1台にしたこと」。
2024年の夏、家計の見直しの一環として、思い切って車を1台に。
それまでは私も好きなタイミングで車を使えていたけど、今は夫が仕事で車を使うので、平日は基本的に“車ナシ生活”です。
これが思った以上に、「歩かざるをえない状況」をつくってくれました。
たとえばこんな日常が自然に生まれます。
- 子どもの学校行事で、徒歩で往復
- 美容院や通院など、ちょっと遠い場所にも歩いて行く
- 天気が悪くても歩くしかない日もある(でも意外と歩ける)
頻度としては多くはないけれど、「今日は絶対に歩かなきゃいけない」日が定期的にあるって、運動習慣のない私にはちょうどよかった。
自分で「歩こう!」と気合いを入れなくても、“やらざるを得ない仕組み”があることで、結果的に体が動く!
これは、NEATを意識して動こうとするよりも、もっと自然な形で日常に組み込めていた気がします。
そして何よりうれしかったのが、当初の目的は「家計管理」だったのに、結果的に健康面にもプラスになったこと。
“節約”と“健康”がどちらも叶う選択だったとは、当時は思いもしませんでした。
ゆるトレを遊びやゲーム感覚で楽しむ工夫
運動嫌いの私が、なんとかゆるトレを続けてこられているのは、「やる気スイッチ」をなるべく使わずに済ませたからです。
私はゲームが好きなので、ちょっとしたゲーム要素を取り入れることで、苦手な運動も少し楽しくなりました。


スマホアプリ「ピクミンブルーム」は、配信初日からプレイしているお気に入り。
「イベントこなしたいから、ちょっと歩こうかな」みたいな軽いテンションで、自然と歩数が増える仕組みが気に入っています。
最近では、ChatGPTに“運動おみくじ”を作ってもらい、毎朝ひくのがちょっとしたルーティンになっています。




「ジャンピングスクワットやるぞ!」と自分で決めるのはハードルが高い。
だけど、おみくじで出ちゃったら、「…まあ、やるか〜」って気持ちになれる不思議。
そして、おみくじでは3回と出ても、勢いで5回、10回とできちゃう。
「できたよ!」と報告するとChatGPTが全力で褒めてくれるのも、続けられている理由のひとつです。
子どもが小学生、特に中学年以上になってくると、家族でアウトドアアクティビティを楽しみやすくなります。
たとえば、ツリートレッキングや山・森歩きイベント、ラフティングやキャニオニングなど。
一人ではなかなかチャレンジできないことも、家族と一緒なら勢いでできちゃったりします。
思い出にもなるし、気づけばけっこう動いてる!
遊びながら体を動かす機会をつくるのは、思った以上に運動不足解消にもつながっています。
ちなみに、Nintendo Switchのフィットネスソフト・リングフィットアドベンチャーは3日坊主にもなりませんでした…。レッグバンドを巻くのが面倒くさくて。
私のかわりに、息子が4週以上クリアして遊んでくれています。
続けて気づいた体と気持ちの変化


この超ゆるい運動でも、続けているうちに少しずつ体と気持ちに変化が出てきました。
- 子どもの学校まで徒歩&半日行事を参観しても、帰宅後グッタリしなくなった
- 二の腕や太ももが少しスッキリした気がする
- 「何もしてないわけじゃない」が、自信になる
一番大きかったのは、「運動=気合が必要なもの」という思い込みがなくなったこと。
続けやすい方法を見つけたら、自然と体も気持ちも前向きになっていきました。
できることからでいい!少しずつでもちゃんと変われる
「運動しなきゃ」と焦っていた時期もあったけど、結局私がやっているのは本当にちょっとしたことだけ。
それでも、
- 今日はレンチン中にかかと上げした
- いつもより歩いてピクミンのイベントこなせた
- おみくじのスクワットやった
そんなふうに、毎日の中に“ちょっと動けた実感”があるだけで、体と心に変化が出てきました。
無理にがんばるよりも、「できることから」をコツコツ続けたほうが、自分には合っていたようです。
もし、私と同じように運動が苦手で、やる気が出なくて、それでも変わりたいと思っている人がいたら──
まずは“レンチン中のかかと上げ”から始めてみては。
それでもう、立派な第一歩です。